仕事中の起きたこの地震で、生まれて初めて机の下に身を隠しました。
人命優先ということで、職場では業務を終了し避難場所に退避しました。
JR線、営団地下鉄線、都営地下鉄線が止まり、交通渋滞からバスも機能しない。
歩道には歩いて帰る人で埋まり車道にまで溢れていました。
職場から自宅までを夜通し歩いて帰ってきましたが、大混雑した道路を大きなトラブルを起こすことなく、整然と家に向かって歩いている人がほとんどでしたが、歩きにくい靴で足を痛めた人も多かったのではないでしょうか?
震源地の近くでは津波に町を飲み込まれ、倒壊する建物や火事で亡くなったり傷ついたりした人が大勢います。行方不明の方も多いことから、この数は時間の経過とともに増えるでしょう。
原子力発電所にも災害が及びました。
このブログを書いている3月12日21時時点では、収束に向かっているようです。
今回の地震は過去最大規模のものだそうです。
地殻変動などの自然の働きを、人間はすべて予測することができません。
予測する努力をしても完全にはできません。
なので、やはり常にもしものときのための準備を怠らないことが重要になるでしょう。
食糧と水。
医薬品や医療品。
衣服等。
携帯電話などの通信機器の予備電源。
懐中電灯などの照明器具。
お金。
備えはありますか?
【水】
人間一人で一日3リットル程度の水を使うそうなので、家族の人数と被災時に避難する日数を掛けただけの量の水は確保したいです。
【食糧】
保管の効くものを中心に備蓄します。パンより米の方が保存がききますよ。電気が止まれば冷蔵庫に入れないともたない食品は役に立ちません。普段から冷蔵庫に頼らない食生活をするような習慣にするのも良いと思います。
いざという時にコンビニに行っても売り切れになっていて買えません。
【医薬品・医療品】
最低限のものでいいと思います。自分や家族の健康状態に応じた薬品を備えた上で、包帯などの医療品を備えておきましょう。アウトドア用に売っている救急用品などを参考に準備をするといいかもしれません。
【衣服等】
特に冬の場合は寒さで体力を消耗しますので、防寒用具や暖かい服をすぐに出せるようにしたいものです。また、歩きやすい靴も必須です。交通機関が機能しなくなったときは歩くしかありません。
歩行速度は時速4km程度なので、自宅と職場との距離が10kmなら2時間半、20kmなら5時間程度の時間が必要です。普段からこれくらいの距離を歩けるように慣れておくといいと思います。
【携帯電話などの機器の予備電源】
家族や友人と連絡が取れないと不安になります。安否の確認や情報の入手に欠かせない携帯電話やラジオなどの機器はいつでも使えるようにしておき、予備電源も準備しておきたいです。これもいざという時にコンビニに行ってもすぐに売り切れになっていて買えません。
車を持っている人はガソリンはなるべく満タンにしておきましょう。いざというときは通信機器の充電のための発電機として使えます。
【懐中電灯などの照明器具】
懐中電灯やろうそくなどの夜を快適に過ごしたり、探し物をするときに使う照明器具は必須です。予備の乾電池なども準備しておきます。火事による混乱を起こさないために、ろうそくなどの火を使うものは扱いに注意が必要です。
【お金】
普段では便利なATMですが、災害時には機械が停止する場合がありますので、ある程度の現金は手元に置いておきたいものです。
日本では電力の1/3ほどが原子力発電に頼っています。
原子力発電については、反対派と推進派による論争が行われることも少なくありません。
日本は原子力と石油に電力を頼っているわけですが、これらの燃料は日本ではとれません。日本でとれない燃料に依存したエネルギー政策は、いざというときにとても不安なものと言わざるをえません。
食糧に関しても、いろいろな数字がありますが、どの数字をとっても自給率は低いです。
ほとんどの食べ物が、自給していないエネルギーを使って作られていることを考えると、食料自給率は相当低い考えることもできます。
自給率は100%でなければ、いざというときに飢えてしまう人がいるということですから、100%を超える自給率を目指すことが当然必要なことだという認識が必要だと思います。
食糧自給を考えるということは、食べ物は太陽の光と土壌と水によって作られますから、自然環境について考えることにつながるでしょうし、生き方そのものを見直す機会かもしれません。
いざとなったら整然と助け合いを行うのが日本人ですが、自助努力によって自分と自分の家族を救える程度の備えは万全にしておきたいものです。
また、私たちの子孫が安心して暮らせるように私たちができることを考えることも大事でしょう。
今、少しでも余裕のある方はこの機会に将来の食糧やエネルギーの自給について考えてみてはどうでしょうか。
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