2012年4月11日水曜日

日本国憲法の効力は

最近ツイッターで流れているチャンネル桜さんの番組の予告情報。


番組名   「闘論!倒論!討論!2012 日本よ、今・・・」
テーマ   どうする日本国憲法!?連続大討論Part①
放送予定  平成24年4月21日(土)20:00~23:00
      日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)

      インターネット放送So-TV)
パネリスト 6~7名(現在未定)
司会    水島総

このブログでは憲法に関するテーマでいくつか投稿があります。



戦後すぐに憲法普及会議というができました。 GHQの後押しで、国家予算までつけられて、政治家、官僚、学者、メディアが一体となり、日本国憲法が素晴らしい憲法だという宣伝を行いました。 
この流れをそのまま続けているのが護憲派と呼ばれるグループで、 米国に歩調を合わせて少し修正しようというのが改憲派と呼ばれるグループです。  憲法普及会議からの流れの上に存在しています。
自主憲法制定という考え方もありますが、これは元々は日本共産党のアイデアです。 自主独立のためには、アメリカだろうがロシアだろうが支那だろうが、内政に干渉させない、そのための自主憲法だという考え方が基本でした。 本来の日本共産党の立ち位置が「尊皇のない自主独立」ですから、それは許しがたいとして無視されてきましたが、最近の自主憲法制定論というは、この日本共産党のアイデアと大差ありません。  

本来憲法というのは自主であるのが当たり前です。ですから自主憲法制定という言葉が出てくるということは、暗に今の憲法が自主ではない=憲法ではないと言っているのに等しいはずです。無意識にそう思っている日本人は多いのではないでしょうか。

他国の干渉で憲法が作り替えられるということ自体がおかしなことで、それだけの理由で憲法としては無効なはずです。他国の干渉で作られたものを国内の最高法規としていては、その下で他国の干渉が続けられてしまうのではないでしょうか。

古来から文化や道徳を蓄積し、それが不文の法とされてきた日本です。祖先祭祀や自然祭祀が政治と一体となって連綿と続いてきたのが日本の統治の姿です。日本が日本であるためには、その姿に沿った形で国家が運営されるのが本来ですし、憲法もその形でなければおかしいことになります。

戦後の憲法論議は、「どこを直す・直さない」という立法論の視点での議論はありましたが、有効か無効かという効力論の視点での議論はほとんどありませんでした。

この討論会が効力論の視点で議論される場であって欲しいと思います。