2010年12月28日火曜日

式年遷宮とギリシャの友人


伊勢神宮(神宮という)では持統天皇4年(皇紀1350年=西暦690年)の第1回から20年ごとに式年宮が行われています。平成25年には第62回目が予定されています。
上の動画は第61回のものです。

詳しくは伊勢神宮公式サイトをご覧ください。http://www.isejingu.or.jp/shikinensengu/

Facebookで知り合ったギリシャの友人とは、どちらも神話に興味があったので、よくお互いの国の歴史や文化について話をしました。
ギリシャにも数々の神話があり、興味深い話をたくさん教えてくれました。
神話を持つ日本に対しては特別な感情を持っているようで、熱心に私のつたない英語の説明を読んで質問をされたんですが、この式年遷宮の話をしたときは、かなり驚いたようです。

友人曰く

「ギリシャでは神話は残っているけれど、古い宮殿は今では観光スポットとして残されているだけど、多くの文化的歴史的価値のあるものは、他の国に奪われてしまった」
「新幹線や送電システム、インターネットや家電製品、自動車や船舶など、多くの分野で世界最先端の技術を持っている日本では、古代が今も生きていて、現代と共存している」
「日本人は時間と一緒に生きているんだね」

祖先祭祀や自然祭祀と科学技術が共存しているのが当たり前のことのように思っている私たちですが、ギリシャの友人からみると Amazing なんだそうです。
今では「生まれと見た目はギリシャ人、心は日本人だ」なんていうほどの日本びいきで、将来日本人なるのが夢だとか。

第62回の式年遷宮。
平成17年の山口祭に始まり着々と進められているようです。
平成25年には多くの催しが執り行われるので、いくつかは実際に自分の目で見てみたいです。できれば、このギリシャの友人も連れて。

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